<事例紹介>寂しくて眠れない

60代の1人暮らしの男性で、頑固な不眠を訴えられる患者様が居ました。

外来でどんなにたくさんお薬を出しても、決して眠れない。

しまいに、意を決して訪問看護を提案してみました。

「枕もとの周りをきれいにしてみませんか?」と。実は、目をつむっても部屋が片付いていないと、脳は片付いていない部屋を覚えていて、眠りに入れないのです。

訪問が始まってすぐに、枕もとの掃除を始めて3週目に入ると、この方、眠れ出したのです。いろいろと話したみたいです。これまで、1人でたくさん抱えていた事を、看護師に話すと、不思議に落ち着いて眠れるようになったのです。